エジプト産オニキスと呼ばれるエジプト産マルメロ・アラバスターは、古代のアラバスターの中でも最も貴重なものとされ、遠い昔から調度、特に豪勢な住宅を含む、さまざまな建物の建築装飾に使用されてきた。詩人のルカヌスは、クレオパトラの豪華な王宮を如実に描写する中で、床にはオニキスがふんだんに使用されていたと書き残している。このエジプト産のアラバスターはしばしば古代ローマのフレスコ画に描かれている。例えば、パラティノの丘のシロエリハゲワシ装飾のある家(Casa dei Grifi)ではスラブ材の化粧張りへの使用を伝えるフレスコ画がある。ここに展示されている採石場からの原石ブロックもそのようなスラブ材の製造に使用されるべきものだった。