トラヤヌス倉庫群の基礎網は、古代の海の水面から 1 メートル以上も高いところに設けら
れた、丈夫で一様なプラットフォームのような構造となっている。極めて幅が広く、地中
の深くに及んでいる基礎は、コンクリートを入れた型枠を地面の高さまで配置した上に、
凝灰岩を使用したオプス・レティクラトゥムの化粧壁を付けて高くした構造となっており、
クラウディウス帝時代の工事現場に典型的な建設の特徴を備えている。多くの世紀を経て
も倉庫群の当初の間取りが変わらずに保存されたのは、このような頑強な基礎網があった
からである。