皇帝宮殿の北西端には、トラヤヌス帝時代後期にオプス・ミクストゥムの 3 階建て構造で造られたカステルム・アクアエ(水を分配するための貯水槽)が立っている。地上階には大きな業務用スペースがあり、今も入ることができる。上の階(第 1 フロアと第2 フロア)には貯水槽が置かれていた。この後ろには、ハドリアヌス帝時代の別の 2 階建て構造の貯水槽がある。この構造が中世(十二~十五世紀)に再利用されたことが、第 1 フロアの試掘調査において陶器類や動物の骨が出土したことで証明されている。
ハドリアヌス帝時代の貯水槽の内部。基礎に使用された木の板の跡が残る (写真:Portus Project)
ハドリアヌス帝時代の貯水槽の上の階 (写真:Portus Project)
発掘中の柱頭 (写真:Portus Project)
貯水槽の全体の外観 (写真:Portus Project)
2009 年の発掘で貯水槽の近くから出土した柱頭 (E. Gasparini Portus Project)
ハドリアヌス帝時代の貯水槽の上階で発見された古代晩期に埋葬された遺体。発掘中の 様子 (写真:Portus Project)
貯水槽の北側正面にあるレンガ造りの円柱の台 (写真:Portus Project)
トラヤヌス帝時代の貯水槽の上の階 (写真:Portus Project)
ハドリアヌス帝時代の貯水槽の基礎に現存する型枠の部分 (写真:Portus Project)