四世紀以降、皇帝宮殿は大きく変貌した。この時期における重要な工事としては、円形劇
場の完全な取り壊しがあり、水平出しをするための砂と建築資材の破片で覆われた基礎だ
けが残された。皇帝宮殿には新しいファサードが造られ、さまざまなスペースが並んでい
た。そのひとつに小さな便所があり、壁と床には豪華な大理石の化粧張りが施されている。
宮殿の北東の隅には、上階(第 1 フロア)に前に存在していたペリスティリウムの周囲に
豪華な住居用の部屋が広い便所とともに用意されていた。さらに五世紀の後半には、皇帝
宮殿は港を囲む防壁に組み込まれて大きな変貌を遂げた。防壁は、皇帝宮殿の北側のファ
サードの後ろにもたれかかるように建設され、クラウディウス港の沿岸に伸び、カステル
ム・アクアエを塔のように組み込んで、ナヴァリアの北側ファサードに向かっていた。