Tombe E25-E32

イゾラ・サクラのポルトゥスにあるネクロポリス

1930年代の発掘調査では一部のみが対象となり、調査後に埋め戻されたネクロポリスの東側区画は、「収穫の墓」と呼ばれるE25番墓が存在することのみが特徴とされていた。この墓は1989年〜1990年の2年間に発掘されたが、アントニヌス朝時代(138年〜192年)の床のモザイクは特に意義深い。その後の発掘調査により、ネクロポリスの東側区画の全体的な規模とボリュームが明らかになった。発掘されたアントニヌス朝時代に属する建物群は、E30番墓の周囲に展開している。続く時代にそれらに接する形で建物が追加されて、しだいに空地が埋められ、三世紀を通じて変容が続いた。実質的には同時期に建てられているにもかかわらず、これらの墓は、単純な墓室型、囲い地を伴うもの、一階建てまたは二階建てのもの、道路に直接面した入口を持つものや側面に入口を備えるものなど、多様な建築形態を呈している。また、土葬、アンフォラ壷、テラコッタの石棺を使用した、非モニュメント的な墓も見られる。

E30番墓: 墓室型。燧(すい)石のクビリア(切頭角錐の形をしたブロック)が使用されている点が他の墓と異なる。火葬・不火葬の複合儀式用である。

E27番墓、E28番墓: この墓の複合体は、火葬・不火葬の複合儀式に対応し、墓室と南側に屋根がある囲い地、3本の角柱で支えられたテラスで構成されている。テラスへは囲い地の東側の壁の中心に配置された階段から行くことができた。井戸が墓室の入口にある。雨風の影響から保護されている区画にはモザイク床が残存するが、後の不火葬埋葬のために部分的に埋もれている。この不火葬埋葬の外壁には大理石に見せかけたクルスタエ(化粧張り)が絵画で描かれている。E28番墓の墓室にある東側のアルコソリウム(アーチ形壁がん)内部の壁面には、テーブルを挟んで対面する2人の男性像が描かれた絵画装飾が残存する。

E29番墓、E31番墓、E32番墓: これらの墓は建築の上で1つにまとまった複合体であり、3つの部屋で構成されている。道路から見て2列めの建物の並びを形成する通路からそれぞれの部屋にアクセスできる。E29番墓は墓室型であり、墓室内の壁の下段には、不火葬埋葬者のテラコッタ製の石棺が配置されるよう、アルコソリウム(アーチ形壁がん)が設けられている。床面には空想力に富んだ花のモチーフを描く当初のモザイク床が良好な状態で残存している。E31・E32の空間の床面には、土中に直接埋葬される形、またはアンフォラ(壷棺、つぼかん)の壁で覆われた形による、不火葬埋葬がある。乳幼児の埋葬では、遺体は四角形の開口部を通じて完全な形のアンフォラの中に降ろされた。

E27番墓の囲い地の中にある、区分された四角いスペースの中にマントをまとった女性を描いたモザイクの部分

E27番墓の囲い地の中にある、区分された四角いスペースの中にイルカに乗る小さなエロスを描いたモザイクの部分。

E29番墓の花のモチーフが描かれたモザイク

E27番墓の囲い地から出土した大理石の化粧張りに見せかけた絵画装飾

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Alla scoperta dei Dinosauri

Durata: 03:00 minuti