墓の内部には、象徴的な意味に富む絵画装飾があったが、今はすべてはがされてオスティア保管所の所蔵となっている。
奥壁の中央にある小堂には、おそらく女性と考えられる人物の絵で装飾され、その左右から翼を持つ2体の勝利の女神ウィクトーリアが英雄化の象徴である冠を差し出している。
側壁の上部には、左側には、饗宴中に英雄化された被葬者、それをはさむ2人の人物の立像、右側にはフォカッチャと吊された花飾りを題材にした静物画、続いて食物が置かれたカウンターのような台が、連続するフリーズのように描かれている。天井部では、中央に時間の永遠を擬人化したアイオーンが黄道十二宮の円を横切る場面が配され、四隅には四季を象徴する胸像が配されている。これらの壁画は二世紀半ばのものである。